緋襦袢を纏い、淫靡な色香を醸し出す神田。男は卑猥な表情を浮かべながら、嫌悪に顔を背ける神田の喉の奥に、赤黒い雄を捩じ込み…続きは過激に想像(妄想)して下さい。 http://t.co/AbtqYQN  



 という訳で妄想してみましたモブ×神田。
 僕がエロいと思うものを適当に詰め込んでみました全体的にこりゃ酷ぇ。モブじゃなきゃこんなに酷い事させらんないよレベル。
 


 このパートは大体モブ同士が話してるだけ。





「おい兄さん、知ってるか? 此処の店には「裏」があるんだってよ」
「裏?」

 男は自分と同じくこの店の常連である、壮年の男を見た。
 男自身も若くして貿易で財を成したが眼前の壮年には敵わない。それは商いの上だけではなく、こういった「遊び」でも同じだった。
 此処はこの辺りの総籬では一番の大店。若くして財あり、そして妻子はない男は良く世話になる場所であった。

「結構長く通ってるが、「裏」の話なんて聞いたことねぇな…………」
「はは、そりゃそうさ。お前さんより大分長い俺ですらつい最近聞いたんだ」
「旦那は? その「裏」とやら試されたんですか?」
「いーや。俺は気に入りがあるからな。全く嫉妬深くて参っちまう。俺が他のに通えばすぐにオカンムリだ」

 そんな女の嫉妬に満更でもないのか、はは、と壮年の男は笑う。彼は今、此処の太夫の浮雲に夢中だ。何でも既に死に別れて長い彼の妻の若い頃によく似ているのだという。身請けの算段をしているとかしていないとか、本人から直接聞いたわけではないがそんな噂も聞いていた。

「つー訳で、もし「裏」を試す機会があったら是非教えてくれよ」

 壮年の男はそう言い残し、番台に呼ばれて立ち去っていった。








 壮年の男を部屋まで送り届け戻ってきた番台は揉み手しながら愛想笑いを振りまいてきた。

「いらっしゃいませ、いつもご贔屓ありがとうございます旦那様。本日はどのような女をご所望で?」
「ふむ。今日は「裏」とやらを試してみたい」
「…………裏、でございますか?」

 男がそう告げると番台は愛想笑いも忘れたか、戸惑うような顔をして男を見た。
 さてこの相手に裏の存在を告げては無い筈なのだが――――――そんな逡巡を見てとり、それはそれなりに常連であると自負している男の癪に触った。が、確かに店の人間ではなく己よりも余程長く店に通う相手に教わったものであるから、少なくとも店にとって己はまだ「裏」を教えるほどの上客ではなかったのだろう。
 暫くの無言の探り合いの中、

「…………承知致しました、では支度にお時間頂戴いたしますが、宜しいでしょうか」
「あぁ」

 知っている相手に誤魔化すのも諦めたか、番台はそう応じ、それから何処へとも無く去っていった。









 ――――――果たして鬼が出るか蛇が出るか…………。

 揚代は金三両、浮雲太夫を遥かに超える金額を示されても引かなかった男は支度が整ったと呼びに来た番台に続いて部屋へ向かう。
 ひたひたと足音も立てずに先導していた番台が唐突に振り向いて、

「時に旦那様。旦那様は手前共の「裏」がどのようなものかご存知で?」
「…………いや。裏というものがあるとだけ聞き及んでいる」

 知っていると偽った所で知れたときに恥をかくのみ――――――そう判断して正直に答えた男の答えに番台はニヤリと笑い、

「それはそれは…………大変結構でございます」
「…………で、番台。此処の「裏」とは一体何だ。南蛮人の娘でも置いているのか?」
「いえいえ。そのような恐ろしげなものではございません。そうですな…………裏の太夫とでも申しましょうか」
「太夫。浮雲の他にまだ太夫がいたのか」
「ええ。…………が、ちとばかり揚代がかさみ過ぎましてな。表に晒しても客が付きはせぬからと楼主が隠しております。普通の女に飽いた好事家の皆様方にご指名頂いております」
「ではその太夫、「普通の女」では無いのだな」

 男の言葉に番台はふふふと笑い、

「ええ。「女」ではございませぬので」
「…………男か?」

 その様子に勘付くものがあった男は多少の驚きを込めて訊いた。
 無言の笑みのまま頷く番台に、

「このような大店は陰間も置くのか」
「いえいえ旦那様、陰間ではございません」
「?」

 男でありながら男に春をひさぐ陰間やその陰間を置く陰間茶屋は色街の中にひっそりと存在している。女犯を禁じられた僧や女を飽きるまで抱いた好事家達が通うといい、殊に歌舞伎の舞台に端役で上がる舞台子ともなればちょっとした妓楼の高級遊女が買える程の金額となる。
 男はその方にはとんと興味がなく、さて男を喜ばすモノを持っているわけではあるまいに何をそんなに喜んで買い漁るのやら…………と陰間狂いの輩を見る度に首を傾げたものだった。

「あれは男の太夫でございまして。…………そうでございますな、矢張り百聞は一見に如かずとも申しますので」







「…………何だ、これは…………」
「少々暴れるもので、戒めてございます。何、一度旦那様の手で悦くさせてやれば大人しくなりますのでごうぞご安心を。あぁ、口技は仕込んでおります。危ないことはありませんので」

 通された部屋には既に蒲団が支度されていた。
 その上にいたのは太夫のような華やかな着物に身を包み、しかし眼には燃えるような怒りの炎を宿し激しく睨みつけてくる青年の姿。成程、浮雲の隣に太夫として置いても遜色無いような姿形をしている。
 しかしながらその手は後ろ手に拘束され、足首同士も繋げられていた。戒めに使われているのだろう鍵を渡しながら番台は、

「では、ごゆるりと――――――」

 そう言って戸を閉めていった。ひたひたと静かな足音が去っていく。
 戸が閉められてから暫く蒲団の前でどうしたものかと考え込んでいた男は、やがて意を決して青年の帯に手を掛けた。何せ太夫を超える対価を払うのだ、愉しまねば損というもの。
 螺鈿の帯は形よく、しかし解きやすく結ばれており男の手によってたやすく解かれた。
 黒地に花々を象った着物を毟り取れば、その下は眼にも鮮やかな緋襦袢。青年が剥かれる途中に嫌がり抵抗した所為で緋襦袢の裾は乱れ、形よく伸びた足が膝の上まで顕になっていた。女のように柔らかな線を描いてはいないが、筋が目立つわけでもない、すらりとした美しい足だ。
 最初は恐る恐る手を伸ばしていた男も徐々に眼にギラついた情欲を滲ませ、卑猥な笑みに口元歪めて手足を戒められたまま襦袢姿を晒す青年を舐めるように眺めた。姿形の事だけではなく、嫌がるその態度もまた興を添える。
 女という、雌という生き物は容易く征服出来る生き物だ。後先さえ考えなければ力で組み敷き手篭めにする事など造作も無い。
 だが、ならば雄はどうだ。既に元服を済ませて久しいであろう青年は、本来ならば男と同じ征服する側の雄だ。それが今こうして抵抗することすら満足に出来ず、男に供されようと言うのだ。

「ふふ、ふ、」

 ああ、何と愉快! これからこの美しい青年は雄でありながら、同じ雄である筈の男に雌として貪られるのだ!

 未だ嘗て感じたことのない興奮に男は自らの帯に手を掛けた。

 次回神田の運命や如何に(棒読み)