※行為真っ最中表現はありませんが18禁。


 鍵を掛けてないユウの部屋のドアは簡単に開く。
 そしてユウは呼びかけにわざと応じない(面倒だから)事があるから勝手に開ける。
 俺も確かにやってる事だけど如何せんタイミングが悪すぎた。

 ベッドの上で下だけ裸のユウと、その足を開いてる俺と、手に包みを持ったまま俺達を凝視して立ち尽くすアレン。
 一瞬沈黙が落ちて、

「――――――っ! 何をやって…………! リ、リナ、」
「! ラビ、黙らせろ!」
「ほいさ!」

 呼ばれかけた名前に機敏に反応したユウが俺に命じ、俺は自分のイノセンスを(服脱ぐ前でよかった、まだ手元にあった!)発動させて、それでアレンの頭を殴った。

 ゴンッ、といい音がした。

 …………すまんアレン、でも俺達も死にたくないんさ…………。
 俺がアレンに手を合わせているとユウが起き上がり、唇を尖らせた。

「危くリナリーにチクられて死に掛けたじゃねぇか!」
「んー、どうしよう?」

 今から中断した所で起きた時に絶対にチクられるさね、これ。

「殺っとくか」
「だ、駄目! そんなんで殺されたらアレンの魂が浮かばれんさ!」
「じゃあどうすんだよ、都合よくさっきの記憶だけ消すなんて出来ねぇだろ?」

 ユウがさり気無く六幻でアレンの頭へのフルスイングを狙ってる。いやさっき俺もやったけど。
 ユウは容赦無く記憶のデリート狙ってるけど、むしろアレンそのものがデリートされそうさ。

「…………ここは一つ、アレさ」
「アレ?」
「アレンにも、共犯者になってもらうさ」
「…………お前、馬鹿だけど頭いいな」







 ・ ・ ・ ・








「う゛う゛う゛う゛…………」
「はふー…………疲れたー」

 手狭なベッドで何とか自分の位置を確保して、ぐったり倒れ伏す。

「…………」

 その前からユウはピクリとも動かずに枕に顔を埋めていた。

「アレーン、そろそろ浮上するさー」

 ベッドの一番隅っこで体操座り、膝の間に顔を埋めるアレンに声をかける。
 するとアレンは、

「これが浮上出来ますかっ! な、何考えて…………う゛う゛う゛…………」

 あ、また沈没した。若い子って分かんないさ、泣いたり怒ったり忙しい。

「んな俺達が悪いみたいな言い方すんなよ、お前さんだって二度目からは自分から腰遣ってたじゃん」

 俺とユウは別にそんな酷い事してない。
 ただちょっと俺がアレンの腕を押さえて、ユウがアレンの上に乗っかっただけだ。貫通(大方予想は付いてたけど、ユウの体は処女のそれだった、お陰で大変だった)したばっかりで上になった所為か、ユウの顔は真っ青だった。アレンが暴れるとユウが痛がって悲鳴に近い声を上げたから、アレンは逃げる事も出来ずに以下略さ。
 んでも、そのあとどっかキレたらしいアレンが逆にユウを押し倒してヤッたのは別に俺の所為じゃないし。

「…………黙って下さい」

 ブスッとしたアレンが低く呟く。

 ボスツ!

 と、そんなアレンの頭目がけて枕が飛んできた。

「全くだ、被害者みてぇなツラすんなよ、…………っ、テメェら好き勝手力一杯突きやがって…………」

 枕が飛んできた方を見ると、今にも人を殺しそうな目をしてたユウだ。
 下腹部に手を当てて、手負いの獣みたいに体を折曲げながら俺達を睨んでいる。

「ユウ、大丈夫? 無理すんな、寝てるさぁ」
「テメェ…………覚えてろよ…………」

 何気にベッドのシーツには変色した茶色いのが点々としてたりして結構痛々しい。
 目に眩しい白い太腿にも同じ色の後や、白いのが付いてる。そういや俺もアレンも避妊してないけど大丈夫なんか? まぁでもどっちにしろもうじき男に戻るから大丈夫か。

「ごめんって。まだ痛い? 舐めとく?」
「ふ ざ け ん な」

 スタッカートみたいに一文字一文字切りながら言ったユウはうんざりしたように首を振って、

「シャワーんとこまで連れてけ」
「はいはい。…………よっと」

 おお、何時もより断然軽い。
 筋肉無くなって脂肪になった所為かね…………

 立てない(立とうとしたら生まれたての小鹿みたいにプルプルしてた)ユウをお姫様抱っこにして、シャワーの方に向かう。途中、アレンがさっと顔色を真っ赤にしたのは、ユウの中から溢れてきたのが太腿やら脹脛まで伝った所為だろう。うん、確かにそそるものがある。ユウに言ったらブチ殺されそうだからお口にはチャックだ。

「…………信じられない、」

 アレンの小さなボヤきが何を意味してたか、その時はまだ知らなかった。









 終わった。(此 処 で ?)はいはい3Pエンド3Pエンド。
 この後神田は普通に男に戻るんですがアレンが男に戻った神田を意識して、それに釣られるようにしてラビも意識するようになり神田を巡ってバトる…………という話を考えなくもないんですが面倒だし最早本題関係なくなるのでカットカット。あ、神田は双方共に何も思ってないということでどうでしょう。
 でも神田のリベンジ編は書くかも知れません。


 おまけ。
 エロテロリスト・18歳のメモリーズ。

 
・ラビは教団に来る大分前にブックマンの手引きで脱童貞。
・16歳で出会った頃、ツンケンする神田の懐柔策としてラビが誘ったのが始まり。
・神田はまだその頃性知識が殆ど無かった。(ティエドール元帥にコウノトリ云々教えられてた)ので、見ても何のことか分からず「???」
・ラビに説明されて初めて自分が見たそれが子供の作り方であることを知る。
・ついでにラビに剥いてもらった神田
・16歳ズ、性教育の一環として貰ったゴムに空気や水をいれて遊び、それをその辺に放置。リナリーに「これ何?」と聞かれたコムイによりゴム遊びは全面禁止。
・その他リナリーの前では一切禁止を刷り込まえる。
・可愛いユーが色々下品なことを覚えてきた原因を知ったティエドール元帥がブックマンが怒鳴り込む。寧ろ殴りこむ。
・18歳になりたての頃ブックマンの秘蔵のAVを見たら熟女物で若造だった18歳ズは軽くトラウマ。


 そして現在へ。