18歳ズは朝っぱらから絶好調。
 15歳は被害者、19歳は15歳が可哀想になってきてる。



 朝早く。
 俺はユウの私室を訪れていた。
 施錠のされていない部屋(正直ちょっとどうかと思った。特に今だったら誰か一人くらい夜這いしにきそうなもんさ)のドアノブを回すとドアは簡単に開く。

「おっはよー、お邪魔しまーす」

 昨日遅くまで一緒にいたからか、ユウはまだ眠っている。
 暑いからだろう、タンクトップ一枚で下は太腿を顕にする短パン一枚の姿。何時もだったらさして問題はないけど今のユウの体は超ナイスバディなのでどうしたもんか、と思う。毛布を跳ね除け、逆に毛布に縋るように足を絡めた格好で眠るユウの脚線美は中々のものだ。
 ってゆーか、ノーブラだ。タンクトップの胸元にはぽっちりとその突起が現れていた。

「ユーウ、俺来たよー。起きてー」

 その突起をツンツンしながらユウを揺さぶる。
 と、ユウはくぐもった声で何か呟いてから目を開いた。

「…………ラビ、」
「おはよー。着替える?」
「…………ちょっと待て、その前にシャワー浴びる…………」

 汗でベタつくのが気持悪い、そんな事を言いながらユウは体を起こした。
 確かに髪が長いから首筋の不快指数は高そうだ。

「昨日のアレ使う?」
「…………もうアレしかねぇんだから、仕方ねぇな」

 ベッドから降りたユウが部屋の隅に置いてあるダンボール箱の中を漁る。
 昨日一緒に漁ったから中身が何であるかは知っていた。

「何色?」
「何でもいい…………」

 ユウの後ろから覗き込む。そこにあるのは小さな布のカタマリが幾つか。
 色合いは赤、黒、紫、水色、ピンク、オレンジ、と様々だ。

「じゃあ今日は黒にしよーよ」
「好きにしろよ…………っつか俺がどれ着けたってお前には関係無くねぇか」
「単純に似合いそうな色ってだけさ。さ、ほらシャワー浴びてくるさ」
「おう」









 ユウがシャワーを浴びて着替えも終わり、俺達は二人で食堂へ向かった。
 朝飯の時間だから結構混んでいる。
 カウンターで食べ物を受け取った。一角に人が集まっている所があって、俺はあまり乗り気でなさそうなユウを引っ張ってその輪に加わる事にする。
 やっぱり全員の視線が一回ユウに(ていうかユウの胸に)集中する。ところで胸だけじゃなくてお尻も非常に良さそうな事は誰も気付かないんだろうか。
 取り敢えず俺は正面にいた、死にそうな顔をしているアレンに声を掛けた。

「はよーっすアレン。どうした、死にそうな顔してるぜ?」
「…………お早うございます…………」
「朝からシケた顔だな」

 ユウの辛辣な言葉に何時もだったら売り言葉に買い言葉で喧嘩が始まるところなのに、アレンはさっ、と顔を逸らした。リンクは心底気の毒そうな顔でアレンを見ている。
 …………うーん?

「何かお疲れ気味?」
「…………誰のせいだと…………」

 え、誰のせい?

 恨みがましい言葉に心当たりなんか無い。
 ユウは最早アレンの様子に興味はないらしく、蕎麦をもぐもぐしていた。

「あっ、分かった」

 ぽん、と手を打った。

「あれだろ、アレン、朝っぱらから一発抜いt」
「テメェも朝から何言ってんだ」

 心底呆れた顔のユウが俺の頭をべしっ、と叩いた。

「何するんさー」
「…………」
「お、アレン図星?」

 顔を思いっきり背けたアレンに思わずニヤニヤしてしまう。

「いやぁ、若いっていいねぇー?」
「…………セクハラですよ」

 リンクがぼそっ、と呟いた。
 え、同性間でセクハラって成立すんの?

「あれか、ネタはユウのオッパイとか?」
「――――――っ!」

 ガシャンっ、とアレンが持っていた食器が落ちた。顔を背けたアレンの首筋には汗が一杯流れている。
 …………あ、あれ?
 解り易いその反応に俺とユウは顔を見合わせる。

「…………マジすかアレンさん?」
「…………」

 ユウもアレンの反応に驚いたか、片眉を跳ね上げる。

「いい加減にしなさい!」

 リンクが怒った。

 ビミョーな沈黙を破ったのはユウだ。

「…………まぁそりゃ世の中には虫の交尾で発情出来る奴がいるんだからそれ考えりゃこれに発情されても不思議じゃねぇだろ」

 むに、と掴まれた胸は相変わらず形良い。

「そいやユウは自分にムラっとしない? 鏡一枚あればいつでもオカズがあって正直ちょっと羨ましいんですけど」
「…………首から下は兎も角その上に付いてるのは自分のツラだぞ? それでどうやって発情できんだよ」
「それもそっか…………」

 ちょっと羨ましい(いやでも女の体にはなりたくないけど)とか思ってたけど現実が厳しそうさ。
 俺の正面ではアレンがまたしても頭を抱えて「あああああああ」とか言ってたけどあれは何なんだろうか。そして何でリンクがアレンを宥めてるんだろうか。「しっかりしてくださいウォーカー!」とか言ってるし。

 世の中まだまだ分からんことだらけさ、と俺は思った。






 アレンは神田で抜いた所為で正直今死にたい気分。
 神田は自分ではブラが付けられないのでラビを呼んでる。
 因みにラビは実は神田に発情してない。立派な乳だなでけぇなぁ、位にしか思ってない。
 18歳は前の夜に紐パンの履き方の勉強を(AV)でしてた。お前ら大丈夫か。