バナナです。バナナで擬似フェ◯です。
駄目な人はバックバック!
何か知らないけどリンクがぶっ倒れた。
アレンが揺さぶってるけど起きる様子がない。どうしたんだろ?
ふと遠くから聞こえた声に振り向くと、
「あ、リナリーこれから任務かぁ」
カウンターでジェリーからランチボックスのようなものを受け取っているリナリーがいた。団服だ。これから何処かに行くんだろう。
頑張れー、いってらー、と心のなかで旗を振る。
「ユウ、リナリー任務みたい」
「そうかよ。…………そういえば俺は非番か?」
「そりゃ、それ戻るまでは非番でしょ。団服着れないじゃん」
「着れなくはねぇ。前が閉まらねぇけど」
「それ着れないってゆーんさ」
新しいの用意する前に薬の効果は切れるだろうし。
「休みかー、いいなーいいなー」
「良くねぇよ、いいとか言うならお前が被ってこいよあの薬」
「お断りさ」
「おい」
周囲の喧騒はスルーで軽い言い合いをしながら、使い終わった食器を重ねる。朝から食った食った。アレン程じゃないけど。
「あ」
そう言えば、そうだ。まだあったんだ。
ジェリーが「栄養バランス!」って言いながら付けてくれた、黄色い果物。
食べようと思って皮を剥きかけ――――――思いつく。
「ユウ、ユウ」
「なんだよ」
胸を突っついてユウを呼び、鬱陶しそうな顔をしたユウのインナーの所に手を入れて、ぐっと開く。
「「「「「!?」」」」」
周囲が何事、と俺達を注目したのが分かった。
開いて、それからこんもりと盛り上がった二つの隆起の間、その谷間に手にしていた果物を押し込む。ついでにインナーはずり下げて、胸の上の方を出した。
「…………はぁ?」
ユウは眉根を寄せて、その「胸の谷間に押し込まれた、上の方少しだけ皮を向いたバナナ」を見下ろしている。
「男の夢その1〜♪」
「意味分かんねぇ…………」
「…………、ああ、あれか。挟んで咥える奴か」
ユウは漸く理解したのか頷く。
「でもユウ美乳派だよね確か」
「デカきゃいいってもんでもねぇだろ」
「その点ユウの胸は形綺麗だし大きいし理想さね」
ついでに意味なく胸をもにゅもにゅしておく。何かもう癖だ。こんなの絶対ユウ意外には出来ないから、ちょっと楽しい。
「あぁ、そうだ。ついでにアレやってよ」
「面倒くせぇ…………」
「えー、いーじゃん。ユウのイイとこ見てみたいー♪」
「変な歌歌うな」
拍手付きで歌うとユウが微妙に嫌そうな顔をする。俺的にはサービスのつもりだったんだけど。
「それにやるならもう少し…………、おいモヤシその白いの手ぇ付けてねえな」
「はっ、はいっ!?」
言うなりユウはアレンところにあったボールのようなモノに入ったヨーグルトに手を伸ばした。遠いところにあるそれをとろうとするユウは体を倒していて、あれはきっとアレンのところからだと大層眺めがいいだろう。
ユウのやりたい事を察知して、代わりに俺がそのヨーグルトを取ってスプーン一杯分を掬いとる。…………しかしまぁこのスプーン、デカくねぇ?
何をするつもり、そんな顔で見守る奴らにニヤリ、と笑って。
それからユウの胸の間に、「胸の谷間からちょっと顔を出しているバナナ」にそれを垂らした。
「…………うわ、想像以上に気持ち悪い」
ヨーグルトが掛かったユウが文句を言った。
勿論上手いことバナナだけに掛かるなんて事はなくて、ユウの胸がヨーグルトで白く染まる。
うーん、実にアレに見えて何よりです。
「ほい、どーぞ」
「…………モヤシの食う奴だから甘ったるそうだな…………」
ちょっと嫌そうに呟いたユウはそのまま首を下げて、自分の胸に挟んであるバナナの先端を、舐めた。
「「「「「〜〜〜〜〜〜〜!!!!」」」」」
何人かがガタッ、と席を立ち、そして食堂から走り出て行く。
何だろ、緊急の呼び出しでも入ったか?
先っぽが短かったか、ユウは少し長めにバナナを出して、ちゅる、ちゅると舐めている。
「ユウ、それ一発芸に加えようよ」
「今しか出来ねぇんだから意味ねーだろ」
ユウは反論してから再度あむ。とバナナの先を咥えた。
散々AVで勉強したから、中々上手だ。俺も一杯演技指導したし。
ただの宴会向け一発芸だけど気合の入ったこれは十分笑いがとれると思う。
…………んだけど、今周囲は随分と静かだ。
俺は初めてやってもらったとき、爆笑して暫く笑いが収まらなかったんだけど。
残ってる周囲の奴はアレンを含めて真っ赤になってユウを凝視してる。…………あれ、この教団の奴らこんな下ネタに恥ずかしがるような純情な奴らばっかだっけ?
うーん、と首を撚るとふっ、と影が指した。
何だ、と顔をあげるとそこには。
「…………食べ物で遊んじゃダメって、習わなかったかしらん♪」
にっこりと笑顔で腕を組んだジェリーがいた。そこはかとなく「何か」が立ち上っている。
「大丈夫、責任持って全部食うから」
「おい、俺は食わねぇからな!」
「えぇー…………半分食べてよ、俺も食べるから」
「…………アンタ、近くで見たらほんと酷い事になってるわね」
呆れ返ったようなジェリーの声にユウが顔を上げる。「?」という顔だ。
「暗がりから出てきてそんなんだったら、速攻官憲に通報するわよ」
「何のことさ?」
「…………。」
大きく溜息を付いたジェリーに、俺達は「退場」を言い渡された。
その頃には、テーブルの周辺には誰も居なかった。