エロテロリスト+酒−理性=R展開。
18歳コンビに悪気は無くない。
胸が痛いとマジギレしてるユウを何とか宥めて(食堂で氷を貰って当てておいたりもした)、夕飯の時間。
一緒に出撃した後何時の間にか落ちてたアレンが既にそこにいた。何故か俺達を恨めしそうに見てるんだけど全く心当たりがないから首を傾げておいた
。
治癒能力で痛みも消えたのか、騒いでいたユウも大人しく蕎麦を啜っていた。今はもう空で、隣には徳利が一つ。俺が飲みたくなってもらってきたワインと一緒に貰ってきた。
アルコールにあんまり強くないユウは酔が回ってきたのかぼーっとした顔で頬杖をついている。腕に当たる方の胸が押し上げられていて見事な谷間を作り、それはシャツの合間からくっきりと見えていた。俺の後ろを通って行った誰かがゴクリ、と喉を鳴らす音が聞こえる。
「眠い? 酔った?」
「…………眠くない。酔ってなんかねぇ」
ちょっと間が開いてユウが答える。…………だけど、紅く染まった目元はそれが嘘だと示していた。嘘、っていうか解ってないだけだ。
「そっか。眠くないなら、部屋行くさ」
「ああ…………」
これは本当に酔ってるさ。
ユウの前のザルを返してきて、それから徳利とデキャンタを持って立ち上がった。こっちはまだ中身がしっかり残っている。残りはユウの部屋で飲もう、そしたら潰れられてもそのままベッドに入れられるし。
「ユウ、立てる?」
「馬鹿にすんな、」
キッ、と力ない目で俺を睨んだユウはふらつきながら立ち上がった。力の入らない足取りに、空いてる方の手をユウの腰に回す。
転ばないようにと引き寄せながら、俺はユウの部屋へ向かった。
一方二人が去った食堂では、「いいなぁ」という呟きがそこかしこで漏れていた。
適当に持ち込んだモニターで適当に持ち込んだAVを流す。
何度か見た内容の其れは既に覚えてしまっているから音声は流してない。どうせユウは見てないし。
ただ明るいモニターに移る女の子が大げさな身振りで喘いでいるのをぼんやりと眺める。あ、俺もちょっと酔ってきたかも。
「んー…………」
その辺で転がっていた(といっても此処はユウの部屋のベッドの上なのでベットの上だ)ユウが、小さく呻いた。
今日のユウは随分酔いが回るのが早かった。躰が女の子になったから、アルコールに弱くなってるんだろうか。
「ユーウ?」
呻いたユウを覗き込む。白い首筋に黒い髪が張り付いていて、それに妙にムラッとした。
そして、思いつく。
「ねー、ユウー、」
「…………んあ?」
「ねぇねぇ、その躰もう少ししたら戻っちゃうじゃん?」
「…………そりゃそうだろ」
半分目の塞がったユウに、提案した。
「その前にちょっと、ヤッてみない?」
いや、下のほうもちゃんと女の子かは確認してないんだけど女物の下着が着れるならきっとそうなんだろう。
「…………? ヤるって何だよ…………」
「エッチ。折角だし、どう? 女の子側の感覚なんて、中々味わえるもんじゃないと思うさ」
「…………嫌だ」
プイッ、とユウがそっぽを向く。
「えー、何で何でー」
ユウの肩を前後に揺らす。鬱陶しそうな顔をしたユウが割と見当違いなところを振り払った。
「うっせ。何でテメェに突っ込まれなきゃなんねーんだよ、負けた気がしてムカツク」
「勝ち負けの問題じゃないと思うんだけど…………」
ていうかそんな概念初めて聞いた。
「…………ああ、でも、次にお前があの薬被って女になったときにヤッていいなら考えてもいい」
「え゛」
…………俺が女に?
…………うーん…………
…………でも頷かなきゃユウはきっとヤらせてくんないし…………
「…………ユウ、俺が女の子になったとしてユウはそれで勃つ?」
「…………、…………」
ユウは眉根を寄せて俺を見た。
上から下まで眺めまわして、多分あれは想像してる顔だ。
「…………無理かもしれねぇ、けど…………」
「ん?」
ユウが手を伸ばして俺のバンダナを取った。それから前髪をぐしゃぐしゃにする。
「ユウ?」
「こうしてたら、ちょっとはマシかもしれねぇ」
「…………ワカリマシタ、俺が女になった時は髪は下ろしとくさ」
「おう」
こうして俺達の間で合意がなされた。
ユウを仰向けにして、ズボンを脱がせた。まだ酔いの残るユウはどこかぼーっとした顔だ。
黒い下着の、散々着ける方法を悩んだ紐の部分を解く。解くのは簡単だ、だって解けばいいだけだし。問題は簡単には解けないように結ぶ事だった。
真っ白い、そして柔らかい足を広げてみる。…………筋肉はどこ行っちゃったんだろう、これで元に戻った時に無くなってたら悲惨さ。ただでさえユウの足は細いほうなのに。
「…………あー、やっぱ本当に此処も女の子なんさね」
「胸だけついててそっち残ってたらキモいだろうが」
「そういうの好きな奴もいるけどね」
そういうジャンルも、ある事はある。
「最初にトイレ行った時驚かなかった?」
「卒倒寸前だ」
「そらそーだ」
元気な男の子が付いてた筈なのに、だ。
「…………おい、じろじろ見んなよ」
「いいじゃん、滅多にないんだし。しっかり見せてよ」
広げて眺めているとユウが拗ねたように俺を睨む。その心は「俺は見ても楽しくない」だろう。ん、知ってる。
――――――コンコン。
「「ん?」」
ガチャ。
「神田、科学班がクラウド元帥の団服改造して今の神田用にって作ってくれました…………よ…………」
15歳が受難過ぎる。
そして未知との遭遇。