クロスの奢りで近場の一番いいホテルの一番いいレストランで一番いいランチ(つっても例にも寄って神田は大して食べない)の後。
 食べ過ぎて気持ち悪ぃ、とか言ってた本人はまさかこうなるとは予想してなかっただろう。

 んでもまぁ、美味しい食事の後には美味しいデザートがツキモノだ。けど俺達は全員甘いものが好きじゃないから、コースにデザートは付けなかった。代わりに、

「っ、ふ、、ぁぅ、、!」

 たった今美味しく頂いている。
 クロスに後ろからガツガツ突かれてる神田はベッドの上にあった大きなクッションを抱き寄せながら途切れ途切れの喘ぎ声を漏らしていた。

「触ってあげないの?」

 神田の自身からはさっきからトロトロと透明な先走りが零れている。刺激が欲しいだろうに、腰砕けになってシーツに擦れそうになるとクロスに腰を高いところで固定されて邪魔されている。

「そろそろ後ろだけでイくように開発してみようかと思ってな」
「うわぁ鬼畜ー」

 思わず棒読みになる。要するにアレだ、前立腺ガンガン責め立ててるって訳だ。
 まぁ油断してるとバイブ突っ込もうとするアレンよりはマシか。つーかアイツの床ヤクザっぷりは何処で習ってきてああなったんだ?
 最も俺達もついさっきまでは二人がかりで愛撫して、その癖イくのは邪魔してきたんだから同類かもしれない。
 だって「欲しい」って言わせたいじゃん? 男のロマンじゃん?

「やっ、あ、ぁぁ、あ…………あぁぁっ!?」

 甘い嬌声の合間に驚いたような声。
 見ると背筋を突っ張らしてガクガクと震える細い体。

「!?」

 自分の反応に自分自身が一番驚いてる顔のままイッた神田が、腕から力を抜いてぺしゃりとベッドの上に這いつくばった。
 ほぼ同じタイミングでクロスが神田から体を離す。

「な…………ん、?」

 潤んだ視線が宙を彷徨う。自分を襲った快楽の正体を探しているのか、少し体を動かしては止まってを繰り返している。
 
「神田、気持ち良かった?」
「…………、分か、んね、…………でも、」

 ブルブル震えながらも何も吐き出さない先端は萎える気配はなく、相変わらず上を向いていた。
 絶頂を得ても虚脱感が無いから実感しきれてないと見た。涙を湛えた瞳は色を帯びている。

「でも?」
「もっと、したい」

 ふにゃりとした表情のまま神田が呟いた。
 …………おや。おやおや、まぁ。可愛いこと言っちゃってそうやって雄を煽るから…………。
 こりゃ俺の番は当分先だな…………。

 再びクロスに後ろから乗っかられた神田に、一人手持ち無沙汰にそれを見守る他無かった。








 絶倫クソ親父(今は部屋のバーコーナーから適当なワイン出して勝手に飲んでる)から解放された神田はぐったりしていてちょっと可哀想かなぁとは思ったけど俺も限界だったので(人のセックス見てるだけなんてそんなリアルAV体験するだけなんて勘弁して欲しい)、気の毒だけどお付き合い頂くことにした。
 本人は何度も絶頂して疲れてるようだけど射精して無い所為かまだまだ先端は上を向いている。

「おーい生きてるかー? 傷は浅いぞー」
「…………、…………」

 これ以上負担を掛けるのもどうかと思ったので大人しく正常位でヤる事にする。
 ぐったり目を閉じていた神田の頬を軽くペチペチ叩くとゆっくりと目を開いた。

「大丈夫?」
「…………に、見えるか?」

 いやあんまり。

「なるべく早く済ませるわ」
「止める気無いのかお前」

 至極まっとうな突っ込みを受けたがじゃあ俺のコレどうするんだという話になるので黙殺した。
 しかしこれは何度もお付き合いして貰える訳で、いいかも知れない。

「腰痛ぇ…………夕飯作らなきゃなんねーのに…………」
「あ? 今日はいい」

 ワイン片手にクロスが返事をした。
 その手の中にはいつの間にか携帯。

「アイツらも呼んでやることにした」

 クロスの言葉にはっきりと神田は引きつり、俺はアイツらが来て騒ぎ出す前に済ませてしまおうと神田の肌に手を這わせた。


 消えたきり書き直す気力もなかったアダルト組エロ。
 結局皆でお楽しみ。
 5P話はありませんさすがにエグい。