※注意!※
これから載せてある小説は性描写が含まれるというより性描写がメインです。
18歳未満の方並びに性描写が苦手な方はお戻り下さい
(当サイトの中ではキツめな部類にはいります)
朝。
神田とラビは、アレンとジュニアを連れて、マンションの一階でバスを待っていた。
間も無くやってきた黄色い、ひよこの絵と十字架の描かれた園バスから現れた人間にそれぞれが声を掛ける。
「おはよー」
「おはようさーん」
「おはよう。悪いな、ティキ」
「おはよーございます!」
「ございます!」
日曜日。
本来なら休園である筈の今日この日は、二ヶ月に一度のお泊り会だ。
朝から三人の保父母が園バスを使って園児達を手分けして迎えに行っている。
神田が出勤する日は伴われて登園するアレンとジュニアも、今日はその神田が出勤しないため、ティキに迎えに来てもらっていた。
「確認するけど、二人とも体調不良とかないよね?」
「ああ大丈夫だ。昨日からハイになっててちょっと煩いくらいだな」
「体調確認、まる…………と。じゃあ、行こうかアレン、ジュニア」
「はい」「はーい」
いってらっしゃい、と手を振る両親に無邪気に手を振り返すジュニアと、ちら、と何か思わせぶりな目で見返したアレン。
ティキも合わせて三人を飲み込んだバスがゆっくり走り出す。
…………子供がいなくなると、突然静かだ。
だが隣は確実に嵐の前の静けさだ。これは。
「…………。」
一週間前の自分の台詞を反芻しながら、神田は覚悟を決めてエレベーターを呼んだ。
「っておい! こんなとこで盛るな!」
大方予想通り。
自分達の家に入った瞬間、隣の男は獣と化した。
場所は確かに家の中でこそあるがそこは玄関先だ。
「やだ。もう待たない」
爛々と目を輝かせたその男はまさに飢えた獣。
雁字搦めにされ、ドアに押し付けられながら体中を弄られる。
ふつふつと沸いてくる不穏な感覚に何とか抗いながら、
「せ、めて、風呂、」
「このままでいいさ」
「俺が気になるんだよっ」
「…………逃げない?」
「逃げねぇよ…………」
大体この家の中の何処に逃げ場があるというのだ。
いつもは暢気な兎の癖に、こんな時だけ獰猛な肉食獣に早変わりするのだから、と神田は溜息をつく。
脱衣室で服を脱ぎ散らかし、縺れ合いながらバスルームへ。
温めのお湯を降らせながら、
「鏡に手ぇついてて」
「…………何するつもりだよ」
好きにしていいと言った以上、大人しく従うが不安が無い訳ではない。
おずおず従いながら、神田は鏡に映るラビを見る。
ラビは鏡の前に並べられているボトルのディスペンサーを数度押した。手の中にピンク色の液体が溜まっていく。
「体、洗ってあげる」
「あ、ばか、あっ!?」
ぬるっ
手の上でボディシャンプーを泡立てたラビが、その手のひらで神田の体の隅々まで洗っていく。
「あっ、ああああっ!」
前の胸の飾りを重点的に、上半身を撫でるようにして過ぎて、そして下半身、双腎の合間のそこにボディシャンプーの滑りを借りて指を二本付き立て、出たり入ったりのピストン運動を繰り返した。時折感触の違う部分をくん、と突き上げる。
痛みからではない、甘い悲鳴が神田の口から漏れる。
「ちゃんと解さなきゃ、ね」
「あ、はぁ、は、ぁぁ、!」
ぐちゅ、ぐちゃ、
ラビの指が神田の蕾と内部を嬲る淫靡な音と、神田の乱れ行く吐息がバスルームの中で反響する。
「気持ちいい? ユウ」
「ひ、ぅ、」
「もうイきそう…………」
鏡を通して神田の震える先端がラビの眼に入る。
それまで腰を支えていた左手で、とろとろと透明な蜜を零すそこを指先できつく捉えた瞬間。
「――――――!」
声にならない悲鳴と共に、神田が果てた。
鏡に半透明の白い体液が降りかかる。
「おっと、」
「あ…………ぁ、」
がくん、と膝から力が抜け落ち崩れ落ちそうになった身体をラビが慌てて支えた。
「ユウだって、溜まってたんじゃん」
その色を見て、神田の絶頂後の痙攣の収まらない身体を抱き寄せ背を撫でて宥めながら、耳元にそっと囁いた。既に紅かった神田の耳が、朱に染まる。
「ね、もうベッド行こ?」
「…………駄目だ、」
「?」
「お前そこ座れ」
痙攣も治まり、なんとか感覚の戻ってきた躰で神田は振り向き、バスタブを指差した。
意図を察したラビが、
「え…………いいの? 何でそんなサービスいいのユウ?」
何か怖いんですけど、と続けながらも期待に満ちた顔でバスタブの縁にラビが座った。
何で、などといわれても困るわけだが。
神田の方とて、二月以上ラビとご無沙汰だった事を悪いと思っていない訳ではない。
性欲が薄い方の神田でさえ、いい加減忍耐の限界を迎える時期だ。
ただでさえ、欲求が強いラビのこと。その期間の禁欲が苦行だっただろう事は、簡単に察しが付く。自慰は昼間一人なのだからいくらでも出来るだろうが、それとこれとはまた違う。
――――――こういう環境である以上、神田も子供達も不在の昼間にラビがそういう専門の店に行く事は、神田は赦している。
金で繋がる関係で、女の肌に癒しを求めたいなら、それも構わない――――――と。
けれど再三促そうとも逆にラビがそれを嫌がり律儀に操を立てているのだ。実際にそうなれば頭では分かっていて、それを容認している筈が心はそれを拒否するだろう、神田の事を思って。
それを申し訳なく思うと同時に嬉しくも思うのだ。
ラビの若干開かれた足の合間に神田は膝立ちになる。
目の前のものは既に形を変え、腹にへばり付いていた。
「…………てめぇこそ、何こんなにデカくしてんだよ。咥えんの大変だろうが」
「そりゃ、ユウが悪いんさー。ユウのエッチな顔見てイヤらしい声聞いてたら、欲しくなっちゃうに決まってるさ」
「言ってろ、…………大体顔なんて…………あ、」
話している内に、神田は気づいた
鏡越しにだ、と。
思わず振り向くとそこには鏡と、自分が放った欲の残骸。
それからすぐに目を逸らして、目の前のラビの自身をそっと掌で包んだ。
どく、どく、と脈打っている。
それは掌で緩く扱くと更に質量と硬度が増した気がする。
「…………ユウ、」
ラビの喉が、鳴った。
もう少しこうして様子を伺ってみたい所だがそれはもう酷だろう。逆上させて此処で滅茶苦茶にされるのは、御免蒙りたい。
表情を見られないように俯きながら、顔を寄せた。