※ほんのりエロ。そしてラビが変態。
 R15です。






「占い師は間違ってなかったんさぁ」
「何だ、藪から棒に」

 夏の気配を孕んだ風が吹き込んでくる室内。
 
「言ってたじゃん。水占いでは男で、火占いでは女だったって」
「…………ああ、」

 そんな事を言った気もする…………とユウは遠い目をした。
 三月前に産まれた俺達の子。今はお腹を満たして眠っている。
 今ユウに抱かれているのが、兄。
 そして俺が抱いてるのが、妹。

 確かに占いは間違ってなかった。子供は、男女の双子だったのだから。

「ねーv 二人は双子ちゃんだったもんねーv」
「その口調はやめろ…………」

 我が子をあやす(寝てるけど)為なのにユウは渋い顔をする。
 確かにユウが、子供達に甘い口調で話しかけてるのは見たこと無い。

「義祖父様が見たら嘆かれるぞ」
「まさか。ジジイだってユウが見てない所で何してるか知らないでしょ?」

 あのデレッデレの顔は我がジジイながらちょっとばかし気色悪い。何せ初曾孫の事だからしょうがないとは思うけど。
 何にせよ子供が一気に二人も増えた我が家は、騒がしい。 

「…………。」

 ユウは天井を仰いで溜息を一つ。

 と、だ。

「ふえぇ…………」
「「!!」」

 俺が抱いていた娘が、泣き出した。

「え、おっぱい? じゃなくて…………おしめ?」
「お、おい早くしないと…………」
「…………んぎゃぁぁぁぁ!」
「え、ちょっと…………お前さんもさ!?」

 その声に釣られて今度は息子が火がついたように泣き出す。
 
「ああ…………折角寝付いてたのに…………」

 ユウががっくりと畳に手をついた。
 おしめを外しながらその悲壮な様子に思わず苦笑いし、

「しょうがないさ…………あ、おしめだ」
「お前は? …………違うな、まさか腹減ったのか。誰に似たんだその食欲…………」

 娘のおしめを変え終わり、振り返るとユウは言いながら襟元を寛げて白い乳房を露にしていた。
 …………子供が出来てから、ユウのそれは益々豊かになっている。
 こんもりと丸いそれに、思わず喉がごくりと鳴った。
 思えば、ユウが身重だと判明した頃から随分ご無沙汰だ。
 
「…………。」

 俺の粘着質な視線に気付いたのか、ユウはふい、と身体をずらして胸が見えないようにした。
 
「…………」

 むう。
 いいじゃん別に、見る位…………。

 ユウの反応に、悪戯心が沸いて来て。

 敢えて近寄って、肩の後ろから覗き込んだ。

「…………何してる」
「見てるんさ。我が子の食事」
「…………変態か」

 ユウが呆れたように溜息をつく。
 子供はお腹が膨れたか、胸の先から口を離した。
 その子供を抱き上げて、背中を叩いてからユウが小さな布団に寝かせる。

「はー…………」
「ねぇ、ユウ。変態っていうのはさ、」
「?」
「こーいう事する奴の事じゃない?」
「!」

 ユウの、さっきまで乳を与えていたほうの乳房を掴んで、緩く揉みしだいてみた。
 するとすぐに白いものが滲んで来る。

「なっ…………」

 指で掬い取ったそれを、舐めてみた。…………ちょっと甘い。薄いけど。
 ユウは怒るの通り越して唖然とした顔で俺を見ている。

「子供達のご飯、あんまり取っちゃ悪いからさ、今日は此処までにしとくけど、でも、」
 
 
 
「…………夜はこんなもんじゃすまさないからね? 弟か妹、作ろっか」



 ユウは無言で頭を抱え、俺は笑った。





 ちなみにその夜、子供達の夜泣きで新米両親はとてもじゃないがそれどころじゃなかったという。




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