時かけパロを期待すると非常にガッカリします。
中の人は結局時かけを「要するに逆行物って事でおk?」という結論で見てました。
…………今日は朝から最悪な日だった。朝から不審者に出食わしたからだ。
朝起きて、清々しい気分で家を出た瞬間何処からどう見て不審者全開の男に声をかけられた。
自慢じゃないがガキの頃から俺の不審者遭遇率はけして低くない。
だが今日のそいつは一味違った。
「ユウ、此処じゃ初めまして。俺は――――――」
何で眼帯? 何で包帯ぐるぐる巻き? 挙句未来がどうたら言ってた。アレか? 頭がアレな奴なのか?
何やら演説みたいに延々と喋り続けてるが、ああいう手合いには近寄らないに限る。
さっさと背中を向けて、小走りで駅に向かうと別段男は追ってこなかった。少しほっとした。
「やべ…………授業遅れんじゃねぇか!」
畜生あの電波野郎の所為で!
俺は大慌てで駅まで走り、それからギリギリ間に合った電車に飛び乗った。
その頃にはもう、間に合った安堵で不審者の事なんて忘れていた。
「…………困ったさ。怪しまれた…………」
「いや、まだ大丈夫。大丈夫、さ」
「今からまだ、48時間あるんだから」
「だから、大丈夫――――――今度こそ」
授業が終わって、部活を終えて帰宅した。ら、そこには朝いた不審者がまだいた!
「ユウ、学校お疲れ様」
気持ち悪ぃ、なんでコイツ俺の名前知ってやがる?
無視してそのまま家に入ろうとする。と、肩に手を置かれた。
「少しだけでいいから、俺の話を聞いて」
「はぁ? いい加減にしろ不審者! 通報すんぞ!」
女一人暮らしだからってナメんなよ!?
「い、いやいや俺は全然怪しくないさ」
「お前の言動も格好も全部怪しいんだよっ! つか触るな!」
思い切りその手を払い落としてやる。ちょっとだけ傷ついたような顔をした男に、でも俺は悪くない、と一人で納得して睨み付けてやった。
「…………ねぇ、頼むから。じゃなきゃ、これだけは聞いて。明後日の朝は、学校休んで」
「はぁ?」
「お願い。約束してくれれば、俺はもう此処には来ない」
「…………」
何でこんな野郎と約束なんかしなきゃなんねーんだよ、馬鹿馬鹿しい。
「…………分かったから、どっか行け」
「約束さ。本当に、行っちゃダメだからね!?」
「…………」
…………。うん。気持ち悪いなこいつ。
約束だから、と何度も何度も言いながら奴は俺を振り返りながらどこぞへと立ち去っていった。
「もうこれ…………次来たら通報でいいよな…………」
「…………でも絶対行くんだよな、ユウは…………」
「前回はこれで安心したら失敗した訳だし…………」
「…………ユウ…………」
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