ラビ:二匹の飼い主(大学生)。いつも「いい人どまり」なのだが本人猫が入れば幸せ。
あれん:白毛の♂。一歳。ケージから出されたゆうが心配。何だか保護者気分。
ゆう:黒毛の♀。二ヶ月。ロリ。先住猫のあれんにちょっと興味が出てきたけど近寄られるのは怖い。
リナリー:ラビの家の隣に住む女子大生。ゆうをりんくのお嫁さんにしようかなぁと思っている
りんく:リナリーの飼猫。二歳♂。繊細。
ウォーカーさんと神田さん:ラビの友人達。学食で蕎麦を奪い合う位仲が悪い。この話には出てこない。
「みゃー」
最近良くケージから出されているゆうと僕は今ラビのベッドの上にいます。
『ゆう、危ないですよ』
よたよたとベッドの端にまで歩いて行くゆうを止めるんですが彼女は僕の言う事を聞いてくれはしません。その癖、
『危ないってば』
僕から近寄ろうものなら。
「フシャーッ!!」
それはもう、物凄い勢いで威嚇するんです。しかもちょっと涙目。
『もう…………落っこちたら痛いのは君ですよ』
『俺に近寄るなっ!!』
『はいはい。でもいい子だからこっちに来てくださいね』
僕の言った事を無視して歩いていたゆうは案の定、
グラッ
『!!』
「みゃー!」
うわ落っこちた!
慌てて僕もベッドの際まで行ったけれど、既に落ちかけていてシーツに爪を立てているゆうを持ち上げる事はできませんでした。
代わりに、
「どしたん? ゆう」
近くにいたラビがゆうを抱き上げました。ゆうはプルプルと震えています。
「お転婆さんさね。危ない事しちゃダメさ? ほら、あれんに遊んでもらいな」
そう言ってゆうを僕の上に載せましたがゆうは驚いて…………
「フギャーッ! フーッ!」
ちょ、痛い痛い痛い引っかかないで!
「うわ、わ、あちゃー…………うーん…………あんまり相性良くないんかなー…………」
ラビ、そんな事言ってないで早くどうにかして下さい…………!
女の子相手じゃ反撃もできないんですよ!!
「じゃあもう少しして駄目だったら、うちのりんくのお嫁さんにしてみる?」
「うーん、それも考えっかなー…………出来ればゆうにはあれんのお嫁さんになってほしいんだけどなー…………」
「そもそも相性が悪いなら一緒に飼うこと自体可哀想じゃない?」
「それもそうなんだよなぁ…………」
アレン×神田トップへ
小説頁へ