ラビ:二匹の飼い主(大学生)。仕送りの内五割が家賃と光熱費、三割が猫達のご飯、二割が通信費、一割が自分の食費。
 あれん:白毛の♂。一歳。よく食べる。。
 ゆう:黒毛の♀。二ヶ月。幼女。最近遊び盛りで食べ盛り。あれんに少し懐いた。


 ウォーカーさんと神田さん:学食で大暴れしたら(何故かラビまで)つまみだされた。







「みぃー」

 ちょいちょい。

 ゆうは最近僕の尻尾で遊ぶのがお気に入りです。
 僕も目の前で尻尾をゆらゆらさせて遊ばせてあげます。まぁ最も…………

「み゛っ!」
「!!!」

 ゆうが興奮すると思いっきり引っかかれたり噛まれたりするんですけどね。
 痛いです。

『ゆう、遊ぶのはいいんですけど噛まないで下さいよー』
『?』

 可愛らしく首を傾げても駄目です。痛いんですから。

『遊べ!』
『はいはい。でも噛んだり引っ掻いたりはなしですよ』

 また目の前で尻尾を振って見せる。
 まぁ…………狩りの練習だと思えば、これもいいかな。

「ただいまー」
『!』
『!』

 ラビが帰ってきた。ご飯だ!
 僕もゆうもぱっと身を翻して、玄関に向かいました。そこでは、大きなビニール袋を手にしたラビが丁度靴を脱いでいるところでした。
 
「みぃー!」

 ゆうがラビの裾に爪を立てて引っ張っています。

「はいはい、ご飯な。ちょっと待ってな」
『ごはん!』
『一杯遊んでお腹空きましたもんね』

 僕はラビの右足、ゆうはラビの左足に絡みついて早く早くと急き立てます。
 台所に向かったラビは僕らのお皿にそれぞれご飯を入れて、僕らの前に置きました。

「ほら、たんと食うさ!」
「にゃー」
「みゃー」

 僕もゆうも脇目も振らずにご飯に向かいました。

「美味いかー?」

 今日もご飯が美味しいです。

「俺も何か食おっと…………」

 そう言って立ち上がったラビが、その場で転びました。動きません。

「みゃ?」
「にゃ?」

 ?

 暫く僕らはご飯を食べ続け、食べ終わってもまだラビが動かないので…………

『何でラビ、こんな所で寝るんだ?』
『さぁ…………』

 ちょいちょい、とラビの頬にゆうがまだ小さな爪を立てて起こそうとしますがラビは起きる気配がありません。

『『…………』』

 僕達は暫く顔を見合わせ、それからベランダに向かって駈け出しました。






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