唐突にエロ始まるのでR18。すいません。




 体を少し動かした瞬間激痛が走った。イノセンスに傷が入ったかも知れない。とすると、またあのコムイさんの恐怖の修理が…………。

「っ…………」
「大丈夫か?」

 ティエドール元帥の攻撃を受け、食堂で転がっていた僕らはやってきたユウに介抱された。
 立ち上がれるラビは自力で、立ち上がることすら出来ない僕はユウに肩を貸される形で(我ながらどうかと思う)医務室へ。
 溜息を付いた婦長さんに個室行きを命じられ、今はベッドの中。ベッドの直ぐ側の小さなスツールにはユウが座って僕を覗き込んでいる。

「あの人がまた無茶をしたんだろう?」

 何処か悲しげに視線を伏せるユウの目元は長い睫毛が影を作っていてそれはそれは風情があって美しい。こんな事を考えていられる時点で僕は結構余裕なのかも知れない。…………あ、駄目だやっぱり痛い。

「まぁ僕は自業自得です。ラビはとばっちりですけど」
「…………?」

 不思議そうに瞬く神田に、僕の自業自得の理由は取り敢えず黙っておく。
 覗き込んでくる彼女に、ほんの少しだけ体を起こしてその唇にキスした。目を閉じて黙って受け入れるユウに小さく笑う。

「…………あの人、今度はクロス元帥と戦ってるらしい」
「師匠と!?」

 うわ、それは嫌な頂上決戦だ!
 絶対そんな場所に居合わせたくない、だって死ぬかも知れないじゃないか。

「リナリーとクラウド元帥が止めに行った」

 う、うわぁぁぁ…………
 どうなるんだろう。実に気になる。でも怖い。

 心の中で頭を抱える(実際にやると痛い)。と、丁度病室のドアがノックされた。

「神田さん」
「?」

 看護師さんが顔を覗かせユウを呼んだ。大人しく従うユウはスツールから離れ、そして何かを受け取って戻ってきた。
 包帯と、塗り薬。

「替えろって」
「すいません、お願いしてもいいですか?」
「あぁ」

 細い指が、僕が着せられている患者衣を脱がしに掛かる。ちょっと倒錯的な感覚だ。特に指先が直接肌に触れるときなんかゾクッとする。
 元々巻いてあった包帯が解かれ、その下の薬を含んだガーゼが外される。新しい薬を塗ったガーゼを当てて、綺麗に巻き直して完成だ。離れていく指が少し残念なところ。
 辛うじて動く右手でユウを引き寄せる。

「アレン…………?」
「も少し、こっちに来て下さい。君に触ってると治りが早い気がするんです」
「…………」

 気分的に、だけど。

 僕の言葉に反応して体を寄せてきたユウと、どちらからともなく顔を寄せ合ってキスをした。
 啄むような軽いキスから深く舌を絡めあうモノに変えていくのには、大して時間はいらなかった。











「あ、ぁぁ、っ、」

 柔らかい粘膜を右手の指先で擦り立てるとクチュクチュといやらしく、そして下半身を刺激する音が立つ。
 僕の身体に触れないように(重さが掛かっては痛みがあるだろうという配慮だ)僕の上に跨るようにして乗ったユウに、私服のスカートは履いたまま、パンティを太ももの半ばまで引き下ろして、足の間に手を伸ばしての不埒な悪戯の最中。
 止めどなく溢れてくる愛液は最初に比べて随分増えた。太ももを濡らして、そこがテラテラと光っている。
堅く目を瞑りながら、僕にされるがままにしているユウの表情は色っぽい。

「ア、アレッ、やめ、ふぁっ!?」

 くちゅん、と音を立てて指を一本中へ。
 途端に少し苦しげな顔をしたユウの表情を伺いながらゆっくり指を出し入れする。

「痛い? それとも気持ちいい?」

 所でさっきから、余裕がなくなったせいか縋られている肩が若干痛む。まぁこのくらい我慢すべきだろう。

「い、いたい、けど、でもっ…………!」

 ぐり、と奥深くまで指を捩じ込んで。

「や、ぁぁぁっ」

 甘い悲鳴を上げるユウの唇を塞いだ。ごめんね、でも医療班の人達に聞こえちゃうから。

「ん、んぅ、ん、ん、んっ…………」

 あ、イきそう?
 眉根をギュッと寄せてしがみついて来たユウを抱き留めて(痛い)、右手の動きを早める。
 少しの後、ユウは身体中にピン、と力を入れて達し、そして身体の力を全て抜いた。へたり、とその場で座り込む。肩を激しく上下させて余韻を振り払おうとするユウは霞みかかったような虚ろな目だ。涙を滲ませている。

「良かった?」
「…………ん…………」

 すり、と僕の首元に顔を寄せてきたユウと、再びキス。
 暫く啄み合っていると――――――


「で、終わったか?」
「「――――――!?」」







 ノックも無しに突然入って来た(気配もなかった)師匠に、僕とユウは一瞬固まる。正気に戻るのはユウの方が早かった。悲鳴を上げて飛び起きて(痛っ!?)、衝立の影に隠れた。

「ちょ、師匠! ノックくらいして欲しいんですけども!?」
「あー? 何だお前、折角興が乗ってる所邪魔しちゃ悪いと思った俺の気遣いは無視か?」

 何時から聞いてたんですか!?

 師匠はいつもどおりの出で立ちで、手には分厚い本を二冊。――――――って、

「あれ師匠、ティエドール元帥と戦ってたって聞いたんですけど」
「…………不完全燃焼だが終わりだ。無粋な邪魔立てが入ったからな。ったく、ソカロの奴め…………」

 …………あ、ソカロ元帥もいたんだ…………。

「ヒゲはクラウドに連れていかれた。相手がいねぇんじゃやりようもねぇ」
「はぁ…………」

 よく見たら、師匠の服の裾とかは破れていた。…………激しい戦闘だったんだろう。

「…………」

 衝立の影で服を直していた神田が戻ってきた。
 気まずいのか恥ずかしいのか、両方か。視線を落として師匠と目を合わせようとしない。
 そんな神田に、ずい、と師匠は持っていた本を突き出した。

「?」
「おら、神田。ちゃんと読んどけよ」
「え?」

 思わず受け取ってしまった、そんな顔の神田が本の表紙をまじまじと見つめる。
 神田が受け取るなり「用は済んだ」とばかりに出ていく師匠は何をしにきたんだろう、いや何ってきっと神田にその本を渡すためだったんだろうけれど。
 
「…………?」

 バタン、と閉められたドアを見て、首を傾げた。瞬間痛みが走って、僕は情けなく呻き声を上げた。









 終るまでドアの前でぼーっと立ってた師匠。


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