#アレンとラビがR18な会話をしています。
神田が引き摺られていって暫くしたあと、トレーを持ったラビが通りがかった。
「あれ? アレン、一人なんて珍しいさね。ユウはどうしたんさ?」
「今リナリー達と一緒に会議の真っ最中です」
「あぁ、成程」
納得した顔のラビに近くの椅子を勧める。
そこに座ったラビはフォークを握りながら、ニヤリ、と笑った。
「ユウとは『上手く』やってるんさ?」
勿論この場合の『上手く』とは夜の、とか性的な、とか体の、とかそういう意味だ。
「…………それがまだなんですよねぇ」
「は?」
ラビがポカン、とした顔で口を半開きにした。随分面白い顔になってるけれど突っ込むのは止めておく。
「だから、まだなんですってば」
僕とユウは今の所「一応」清らかな関係だ。
…………まぁ最もそれは最終的な目的である挿入に至ってないというだけでそれ以前の行為はしているので、本来の意味で清らかな関係と言えるかどうかは正直分からない。
「…………。何? どうしたんさ? 逃亡生活でEDにでもなった?」
「ぶん殴られたいんですか君は」
僕の下半身は昔と変わらず元気です!!
「…………。入らないんですよ。痛がってるのに無理矢理捩じ込む訳にも行かないでしょう?」
「…………そりゃーまぁ、ユウはハジメテっぽいし」
「っぽいんじゃなくて処女ですよ彼女。…………でもそれにしたって狭すぎるんです」
「それさ、ユウが規格外なんじゃなくてお前さんが規格外なんじゃねぇの? 顔に似合わず結構凶悪なマグナムしてるじゃん」
まぁ、お陰でプロのお姉さんとかには結構喜んで貰ってましたけど。たまにお小遣い貰えるくらいには。
「うーん…………でも、竹輪の穴の大きさと大差ないんですよねー…………」
「竹輪…………」
確かに僕は経験豊富なお姉さんかプロの女性としか関係したこと無いけど(師匠曰く「素人童貞」らしい。…………酷。)、それにしたって彼女のあれは…………
何を想像したのかラビが微妙な顔をした。
所で神田のを想像したんなら殴っていいだろうか。うんきっと許される。
「それ指すら入らねぇんじゃ」
「だから今慣らしてる最中なんです」
最初のうちなんて小指しか入らなかった。それにすら痛がって悲鳴を上げられたくらいだ。
今はたっぷり濡らして細い指なら何とか二本。だけどそれも痛がっていて快楽とは程遠い。
「まぁ、いいんですけどね。ティエドール元帥に許可貰えないと結婚出来ないし、やっぱり神田は結婚するまでは最後まではしたくないみたいだし」
彼女の貞操観念は非常に古風だ。多分、ティエドール元帥の躾によるんだろう。元帥は「婚前交渉」という言葉に過剰に反応する。 黒ではないが白とも言いがたい僕としては取り敢えず笑っておくしかない。
でなきゃあれだけの容姿であの歳まで処女だなんてありえない。初恋の事や本人が人間不信だった事だって勿論あるだろうけれど、それでも誘惑は多かった筈なのに。それを昔は随分からかったけれど、今となっては跪いて神に感謝を捧げたい。人の事を言えた義理ではないから女性の純潔の有無に兎や角言うつもりはないんだけど、それでも愛する人の最初の(そして恐らく最後の)相手になれるならそれは幸せだ。
「…………随分愉しそうな話をしているねぇ」
「「…………あ゛」」
マズイ。非常にマズイ。だってこの声…………
恐る恐る振り向くと、そこにはメガネを光らせたティエドール元帥。手にしている元帥のイノセンスが危険に光り輝いている、気がする。
「ティ、ティエドール元帥…………」
「ちょ、まっ…………俺は関係無いさっ!? それに此処食堂…………っ!」
次の瞬間僕らに向けて楽園ノ彫刻が発動された。
「…………ん?」
教材探しに図書室を訪れ、部屋まで戻る途中。食堂周辺が妙に五月蝿い。
何事だと覗き込めばそこは誰が暴れたものか、随分ボロボロだ。
「…………」
興味と、少しばかり嫌な予感に駆られて中を覗き込む。
と、だ。
「あいててて…………今のはヤバかった、本気でヤバかった、死ぬかと思った…………」
「だ、大丈夫さ? お前直撃してたよな」
「一応ガードしましたけど…………やっぱティエドール元帥、強いなぁ…………」
「…………」
ボロボロになっているアレン。と、ジュニア。
「おい」
「わ、師匠? どうしたんです? 食堂に来るなんて珍しいですね」
口は平気そうだが体を起こさない時点で相当なダメージだろう。
ジュニアも随分なボロさだが起き上がってる様子をみると矢張り狙いはアレンだったか。平然と他人を巻き込むのには恐れいった。
…………あのクソヒゲメガネ。
断罪者を取り出して、一言。
「ティエドールは何処へ行った?」
注:どっちかっていうと悪いのはアレン。
ラビは暫く竹輪を見るたびに微妙な心境になる。ちょっとムラッとする。
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