※注意※
此処に載せてあります小説には性描写を含んでおります。
18歳未満の方並びに性描写の苦手な方はお戻りください。
「味見? そりゃ勿論性的な意味だろ?」という大人のお姉さま向け。
描写自体は温め。
よろしければスクロールどうぞ。
「…………味見?」
ある夜。
突然のアレンの言葉に、神田は不思議そうに首を傾げました。
「味見って…………何処を食うんだ? 腕でいいか?」
ちゃっ
包丁を構えた神田に、アレンは慌てて、神田の腕を押さえました。
「ち、違いますっ! どうして貴方はそう危ない方向に行っちゃうんですか!!」
包丁は没収です。
「?」
神田はきょとん、とした顔でアレンを見つめます。
…………その表情に、罪悪感を感じました。
神田はこれからアレンがしようとしていることなど、何も知らないでしょう。そんな無垢な彼に――――――何ていったって鶴です――――――こんな事をしていいのか、悩みました。
悩んだのです。それこそ眠れない位に、何夜も何夜も。
けれど結局、自分はどうしたって神田が欲しいのだ――――――と結論を出したアレンは、遂にその時を迎えようとしていました。
「…………神田、そこに寝てください」
「これか? これはお前の布団だろう?」
「いいから」
「…………?」
敷かれたアレンの布団の上に、神田は不思議そうな顔でころん、と言われたとおり寝転がります。
その上に乗って、彼が逃げられないようにしたアレンは服を脱ぎました。
「何で脱ぐんだ?」
「…………」
シュルッ
神田の服をも奪うと、神田は不思議そうにパチパチと瞬きを繰り返します。
流石鳥類、剥かれる事への羞恥心は無いようです。…………ある訳がありません。
「その、神、田。…………怖いかもしれません、けど」
「…………?」
「抵抗しないで下さい、ね」
力で押さえつけたくは無いのです。
「お前から受けるものに、」
「?」
神田は呆れるほど真っ直ぐな眼差しでアレンを見返しながら、あっけらかんと応えます。
「怖れなどあるものか」
「、」
真っ直ぐすぎる感情に、眼差しに、後ろめたさまでもが照らされる様でアレンは微苦笑を漏らして。
そして神田の体に、自分の体を重ねました。
「ん、っ、…………」
くちゅ、ぴちゃ、
濡れた水音が、囲炉裏の中の炭の燃える音と雪の降る音、衣擦れと小さく乱れた吐息ばかりの静かな小屋の中に響きます。その水音に呼応するように高まっていく艶めいた声も、です。
「…………良かった、気持ち良い所は人間と同じなんですね」
「っ、ふぁ、!」
神田の足の間に顔を埋めていたアレンが食い付いていたモノから口を離して呟きます。
その吐息の振動ですら刺激になる神田は、喘がされているばかりです。
その声に逆に今度はアレンが煽られ、煽り煽られで高みへと上り詰めていく――――――その時。
バサッ
「うわっ!?」
突然響いた羽音にアレンは驚いて顔を上げました。
慌てて見上げると、そこには達したばかりで顔を朱に染め上げ涙を湛えた神田。そして彼の背にはいつしか見たときよりは少し、羽毛の揃い始めた翼がありました。
「え? あ、あれ?」
「はぁ…………は、…………」
「何で翼…………?」
思わず手を伸ばして触れると。
「ひぁっ!!」
先程よりも余程高い、嬌声が上がりました。
「翼って気持ちいいんですか…………?」
「んっ…………!」
ぐに。
「あっ…………ひぁぁ、ーっ!」
根元を両手で掴んで、緩く揉みしだくと神田の喉から声にならない音が高く響きました。
素直に感じて、再び絶頂を迎えた神田の姿に所詮思春期十代の盛りであるところのアレンは既に我慢は利かず。
ぐいっ、
「!? あっ、ああっ、」
体を起こして、ついでに神田を抱え上げ、膝の上に乗せるような格好で貫きました。
「――――――!」
先程までとは理由の違う涙が神田の頬に滑り落ちます。
それも直ぐに、翼を付け根を弄られる事への喘ぎ声となって、消えたのですが。
「きっ、つ、」
一方想像以上の圧力にアレンも顔を顰め、力を入れて抵抗しますがやがてそれも無意味となり。
「「――――――っ!!」」
二人仲良く、絶頂を迎えたのでした。
「…………今日は味見しないのか?」
「…………」
「…………」
「じゃあ、しましょうかv」
「ん」
<終>
エロは相変わらず書くの難しいね!温い描写しかないけどさ!
どうでもいい鶴の豆知識。
鶴は一度番になると、別の相手と番になることは無い。
一生仲良く番ってればいいんじゃないかな!
本当は帰ってきたら不肖の弟子が嫁を貰ってて驚く師匠の話とか
アレンが神田の仲間に紹介される話とか
里にふらふら付いてってラビに神田が見初められる話とか
年に一度の季節(春=繁殖期)を迎えてタイヘンな事になる神田とか
まぁそういうのも書きたかったんですけど流石にやめた! 最早鶴の恩返しじゃないし。
何はともあれリクエストしていただいたお二方、並びに此処までお読みいただいた大人の皆様。
お付き合いいただき真にありがとうございました!