ある所に、白雪姫と呼ばれるお姫様「また僕ですか、いい加減白いからって繋げるのやめてくれませんかね」がいました。
 国王の一人むす…………め? として可愛がられ? て育った姫の平和な毎日は、お父様が後妻をお迎えしたことにより終わりを告げました。




 ―――――――で、何か色々あって、白雪姫は森に捨てられてしまいました。

「いつも僕思うんですけどこの話、何も殺したり捨てたりしなくても国外にお嫁に出しちゃえばいいだけじゃないですか。どれだけ野蛮なんですかね継母」

 
 ざっくざっくざっくざっく…………

 
 白雪姫は深窓のお姫様とは思えぬ程の健脚で、森の小道を歩いていきます。
 そして辿り着いた先は、

「ああ、丁度いい所に小屋が…………お腹もすいて疲れてきましたし、ちょっと休ませてもらいましょう」

 そういいながら、一見みすぼらしい小屋の中へと入っていきました。
 




 小屋の中は外観から考えればとても綺麗な作りでした。

「うわぁ美味しそう(棒読み)。ちょっと頂いてもいいでしょうか」
 
 そして用意されていた食事を、ちょっと、という単語が全く当てはまらないような速度でひょいひょいと口に放り込んでいきます。
 お皿を綺麗に全て空にしてから、

「ああ、物足りなくてお腹がすいてるけど…………もう寝ちゃいましょう…………」

 そう呟いて、白雪姫はベッドの中に入りました。





「ただいまー、ってうぉい! 何だよこれ!?」
「ヒヒッ、泥棒でも入ったね!」
「…………っていうかぁ、こいつじゃない? 優雅に寝てくれちゃってるけど」
「ちょっ、お前起きろよ!!」

 家の住人の小人さんたちが帰ってくるなり、食い荒らされた食卓とベッドの上で眠る白雪姫を発見しました。
 怒って肩を乱暴に揺さぶった小人さんでしたが、

「…………何ですか?」

 重低音の、不機嫌な声の白雪姫に怯え、ざざーっ、と壁際にまで逃げていきました。

「「「ひっ!?」」」
「ったく…………お腹は空くしベッドは狭いし…………あいたたた」
「人の家に勝手に上がりこんで何なんだ!」
「しょうがないでしょそういう設定なんだから。…………で、そこのちっさいノアもとい小人の一族の皆さん。僕の為に何か食べるもの持って来て下さい」
「ちょっ、お前何様!?」

 そして小人さん達には迷惑千万な、白雪姫の居候ライフが始まったのでした…………。
  

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