※注意!※
R15くらいの微エロです
「食う所もねぇガキの狼か。…………ちっ」
「…………っ、」
「親はいねぇのか?」
「っ…………ガキじゃないっ…………!」
「あん?」
精一杯の強がりでそう啖呵を切りますが、目の前の男は片眉を跳ね上げただけ。
――――――籠を抱いてじりじりと後ろに下がると、どんっ、と背中に木が当りました。
「――――――お前」
男が、無造作な仕草で歩み寄って来ます。
目の前に立たれると、見上げる程の背の高さです。屈み込む様にして目線を合わせてきました。
「こりゃ珍しい。獣にしとくのは惜しいな」
「…………っ?」
「お前、今自分でガキじゃねぇっつったな?」
「――――――…………」
こくり、と頷くユウ。
男の指がユウの顎を捕らえます。
「――――――試してみるか?」
低い声で囁いた男に、怯えながらも何が始まるのか理解できていない時点でユウはまだ子供なのでした。
「…………殺しはしねぇ。大人しくしてろ」
「やっ…………だ、何するんだよっ…………」
木に押し付けられて、服の上から体中撫で回され。
「…………見たとこ出るとこも出てなきゃ凹むとこも凹んでねーな」
お前、ガキだろ。と耳元で囁かれたユウが顔を真っ赤にします。
「ガキじゃねーっつってんだろ!!」
「…………へぇ?」
そう抗議すると、男の手が服の中に入ってきました。
「ひゃっ…………!?」
「ん…………?」
ふと、目の前の相手が眉根を寄せます。
「…………お前もしかして…………」
そして、ユウのズボンの中に手を入れてきました。
「ひゃっ、や、嫌だ、お前ヘンタイなのか!?」
こういう事をする人はヘンタイだから、すぐに逃げなさい、とおじいさんに言われていた事を思い出しました。ヘンタイというのがどういう物なのか、良く分からないのですが。
それには答えずしばらくごそごそ手を動かしていた男は、眉根を寄せました。
「…………雄なのか?」
「おっ、女に見えてたのか!?」
余りの屈辱に、ユウが思わず目を潤ませながら食って掛かります。
「…………何だ、てっきり…………。まぁいいか」
ユウにとっての不幸は、目の前が男が男女問わずイケる口だった事でしょう…………。
「あっ、は、ん…………!」
何だか、変な気持ちです。
男は何が楽しいのか、ユウのお腹や胸を撫でたり舐めたりしています。
触られるのなんて、いつも家族に毛繕いされている時ので慣れているはずなのに。
胸がドキドキして、触られた所がジンジンして、落ち着かない気分です。
「ちっこくてもいっちょまえに勃つんだな」
ニヤ、と笑った男がユウの胸の先をピンッ、と弾きました。
「やっ…………!」
体が勝手にびくん、と震えました
自分の体なのに変な反応、初めての体験にユウは堅く目を瞑ります。
「おいおいそんな顔すんな、虐めてる気分になるじゃねーか」
間違いなく、全く間違いなく虐めです。児童虐待です。
言いながら男はユウのズボンを引き下ろしてしまいました。
「っ!?」
「後ろ向いて、木に手ぇつけろ」
そう命令し、おずおず従うユウのお尻の間に触りました。
ゾクリ、と背筋に悪寒が走り、怖くなったユウは悲鳴を上げます。
「や、嫌だ、やぁっ!」
「もうギブアップか。…………まだ仔狼ってもんだな」
「もうやだっ、お願いやめてっ…………!」
もう子供でもなんでもいいから、やめて欲しい、とユウが涙混じりに頼みました。
「人を此処まで煽っといてんな事言うか?」
「っ、やぁ――――――っ!」
男の指がぐっ、と押し入ってきて、悲鳴を上げた瞬間。
<b>「「「「そこの変態――――――!!!」」」」</b>
あらん限りの力を振り絞っての怒号が、森の木々を揺らしました――――――。
「マリアン…………君って奴は…………!! うちのユー君になんてことを!!」
「お前のガキだったのか。…………良かったな母親似で」
おじいさんが飛び出して、ユウから離れた男に相対します。
「お前これ、無理矢理じゃんっっ!! この性犯罪者!!」
一緒になって男を罵るのは、三男のデイシャです。
「もう大丈夫だ、怖かったな。よしよし…………」
「ごめんなさい、付いて行けば良かったっす…………」
一方ユウに駆け寄ったのは長男のマリと、次男のチャオジー。
剥かれた姿のまま、座り込んで泣き出してしまったユウを二人で慰めながら服を着させます。
「あの子はまだ一歳にもならない子供なんだよ!?」
「…………ちっこいと思ってたらやっぱそんなもんだったのか」
「分かってたのか!」
鋭い突っ込みを受け、男はぽりぽり頬を掻きました。
「…………おい、チビ」
しくしくと泣いていたユウに、男が声を掛けます。
「大人になったら俺のとこに来い。――――――今日の続きで、たっぷり可愛がってやる」
「ちょっ…………誰が君に可愛い息子をやると思うかい!?」
「俺の名前はクロスだ。――――――覚えておけ」
そう言いながらユウに近付いて、兄二人が警戒する中、
涙が流れるユウの頬に、軽い音と共に口付けました。
「――――――!」
びっくりして涙すらとまったユウに、男がニッ、と笑いかけます。
男の深い色の目に、思わず吸い込まれそうな感覚と共に、
「じゃあな、チビ。――――――待ってるぞ」
心臓に、さっきと同じようで違う痛みが走りました。
呆然とするユウには、家族が怒るすらどこか遠く耳に聞こえていました――――――。
「「…………」」
「はい其処の赤ずきんちゃんとおばあさんー、前屈みにならないならない」
「…………つーかコレのどこが赤ずきんちゃんさ!? 俺達一番最初に出ただけじゃん!?」
「ちょっ、此処で終わりなんですか!?」
「そういうもんです。はい、次回の世界迷作劇場は「シンデレラ」でお送りいたします! よろしくね!」
「誰に向かって言ってんの!?」